民間企業に就職するための就職活動

高卒採用では、求人を出す時にはハローワークを経由して高校に出すというスタイルをとっています。高校生の場合は大学生や社会人とは異なり、就職活動は必ず学校を通して行われることになっています。1980年代までは、日本の景気もいい方向に向かっていましたので、専門学校卒業生は、自分の能力を活かせる仕事につくことが可能になっていました。専門学校を出ておらず、普通科高校出身の人でも、就職先に困ることはありませんでした。採用されてから、仕事の内容を覚えれば支障なく働くことができたからです。けれど、景気が悪くなって、求人の数が減ってしまってからは、高卒の就職先は、今まで中卒の人が採用されていた単純作業が多くなっています。そして、これまで高卒者を対象としていた仕事を、大卒生が求めるようになりました。大学の教養を必要としない仕事に、大学卒業生がつくという状態です。求人倍率がはね上がるのは、リーマンショックや、バブルがはじけた直後などの、景気が一気に悪くなり、企業が求人数を大幅に減らしてしまった時です。採用時のアンバランスによって、離職率が高くなり、第二新卒や正社員になれないままの状態が続く人たちが増えていきました。現在では、不況の影響もあって企業の盤石性がゆらぎ、終身雇用のシステムも危うくなっています。始めから正社員を希望せずに、独自の仕事のスタイルを選択する人もいます。景気が良くなったら良くなったで、求人の増加に就職活動をしている人の人数が追いつかなくなり、人を選ぶ余地がなくなってしまいます。政府から、就職活動をスタートさせる時期に関する指示が出るようになったのは、企業が就職活動の開始時期を早めることで、他社に先んじて学生を確保しようとすることからです。周りの動きに左右されすぎないように心がけ、希望の仕事を目指して就職活動の準備をしておくことで、落ち着いて就職活動を進め、やりたい仕事ができるようになるでしょう。

公務員になるための就職活動

一口に就職活動といっても、民間企業への就職と、公務員になるための就職活動は、違う点があります。なりたいものが公務員だという場合は、採用試験を受ける前に試験勉強をしなければ、筆記試験に通れません。公務員になるための試験を受ける場合、民間企業への就職活動と異なり、筆記試験をクリアするための準備が大事です。一次試験が終わると、なりたい公務員の内容によって、より専門性の高い二次の筆記試験にも合格しなければなりません。大学1年の段階から公務員試験の準備をスタートさせる人もいますし、予備校に行き始める人もいます。予備校に行って、公務員になるための試験対策を教わったり、勉強の仕方を知ることは、とても重要な意味を持ちます。希望倍率がどのくらいになるかは、その年々の経済情勢によっても大きく変わるものです。公務員は経済情勢が悪い時に希望者が殺到しますので、1990年代半ばから急速に採用倍率が伸びました。国内の経済情勢が悪化すると企業の業績も下がり、求人数を増やさなくなりますので、就職先が見つけにくくなります。公務員になりたい学生が増える背景には、景気の低迷で会社の存続が困難になるという切羽詰まった現実があります。公務員の一般職や、事務職の場合、100倍にもなり倍率をくぐり抜けないといけない時もありました。就職先に公務員を希望するなら、早期から試験対策をしておきましょう。経済情勢が悪化すると、一気に狭き門になってしまいます。